資 産 ( 機 械 ・ 設 備 ) 評 価

 中四国地方では初となるASA(American Society of Appraisers=米国鑑定士協会)の認定資産評価士(機械・設備)の資格を取得致しました。

 ASAは米国で最も古い歴史を有する鑑定教育・資格の業界自主団体の1つであり、特に機械設備評価では、世界4大会計事務所(ビッグ4)をはじめ、国際的に認知される世界で唯一の機関です。また、現在IFRSに対応した国際評価基準(IVS:International Valuation Standards)の策定作業についても、TAF(The Appraisal Foundation=米国鑑定財団)と共に積極的な役割を果たしています。

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 企業活動のグローバル化が進む中で、保有資産の減損会計、日本の会計基準のIFRS(国際財務報告基準)への移行等、時価評価への流れは確実に進んでおり、さらに、企業の新たな資金調達の方法として、現在、金融庁や経済産業省が積極的にABL(動産担保融資)の推進を図るなど、企業資産の大きな部分を占める動産(機械、設備、在庫等)評価へのニーズは急速に高まっています。しかしながら、日本において不動産の鑑定評価制度以外に資産評価のインフラが殆ど確立されておらず、機械・設備等の評価は、税務上の簿価を採用することが実情となっています。特に製造業を中心に、機械・設備が企業資産の大半を占めているのに対して、専門的な教育・訓練を経て機械・設備を企業会計の要件に則り適正に評価されている専門家は皆無に近いのが現状です。

 機械設備・事業評価を中心に国際的な認知と権威を有するASAの国際資産評価士は、グローバルスタンダードに基づく信頼性の高い資産評価を提供することができます。


日本資産評価士協会(JaSIA)について
  日本資産評価士協会は、グローバル化、IFRSの導入など、新時代を迎えた我が国の会計・企業財務実務のニーズに対応する総合的な資産評価のインフラ創設に向け、教育事業、研究、提言、その他啓蒙活動の実施を目的として、不動産鑑定士、公認会計士、弁理士、学会等の有識者が中心となり設立された非営利の社団法人。
  その主要事業として、米国ASAとの業務協定により、日本でのASAの資格・教育制度の普及を担っており、動産、機械・設備、事業評価(知的財産を含む)の資産評価士育成のため、日本語環境でのトレーニング・試験・ライセンス供与・会員サービス等の提供をしている。また、政府の「知的財産推進計画」に対し意見の具申等を行っている。協会の目的は、我が国に欧米並みの資産評価という新たな専門的職能を確立し、小口のニーズに対しても安価で信頼性の高い資産評価サービスが提供出来る社会インフラを創設することに寄与することである。
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